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脱毛のペース、間隔の空けすぎはよくない?



 近年、脱毛は一定期間のペースを空けて何回も通うことが大切だということは多くの方が知っていることだと思います。ペースが短すぎるとどうなるのでしょう。また長すぎても良くない理由は何なのでしょう。そしてそのペースを大切にしないといけないのは何故なのか。今回は脱毛に通う一定期間のペースについてまとめていきます。

 脱毛に脱毛に通うペースについて疑問がある方は読んでみてください。きっと疑問が解決できるでしょう。

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~目次~


1.脱毛のペースを一定期間空ける理由

2.毛周期とは

3.期間を空けすぎるデメリット

4.期間が短いデメリット

5.平均的な施術間隔

6.まとめ


以下の順番で説明していきます。どの内容も大切なので、順番に読んでみてください。


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1.脱毛のペースを一定期間空ける理由

 

 

 まず何故脱毛に通うのに一定期間ペースを空ける必要があるのでしょうか。これは脱毛の仕組みに関係があります。光脱毛やレーザー脱毛はメラニン色素に反応し、毛根を破壊するという物です。こういった脱毛は黒い毛に強く反応し、白髪には反応が弱くなってしまいます。

 脱毛は限られた毛にしか効果を発揮できません。しかもその限られた毛は全体の10%~20%となっています。全ての毛に照射をするためにも、残りの毛が脱毛効果を得られる毛になる必要があります。その毛になるのを待つために、一定期間ペースを空ける必要があるのです。

 また脱毛は回数を重ねて受けることで、効果を発揮していきます。その回数を重ねていく上で、一定期間のペースが大切なのです。この一定期間空ける上で関係してくるのは、「毛周期」です。では「毛周期」とは何なのかを見ていきましょう。


2.毛周期とは

 では一定期間空ける上で関係してくる「毛周期」とはなんなのでしょうか。

 毛はずっと同じ物が伸び続けている訳ではありません。髪の毛をイメージして頂くとわかりやすいと思います。髪の毛は一日で大体50本~100本程度の物が知らないうちに抜けています。これは髪の毛だけではありません。髪の毛は長いので気づきやすいのですが、髪の毛以外の毛も知らないうちに抜けていっています。そしてそれと同じタイミングで新しい毛が生えてきています。だから髪の毛が無くなることはありませんし、残念ながらムダ毛が自然と無くなることもないのです。この毛が生え変わっているサイクルの事を「毛周期」と言います。

 毛周期は大きく3つに分けることが出来ます。これが脱毛に深く関係しています。

 

●成長期

  毛根の最下部(毛球)にある毛乳頭の毛母細胞が分裂を繰り返している段階です。毛乳頭 の毛細血管から毛母細胞に栄養が送られることで毛が成長し、少しずつ肌の表面に向かっ て押し上げられます。

  成長期の毛は最も根が深く、毛の黒い色素が濃いのも特徴の1つです。皮膚の下で毛が 伸びている段階を成長期前期、さらに毛が伸びて肌の表面に出てきた段階を成長期後期と 呼ぶこともあります。

  毛周期の中で唯一しっかりと根元が毛細血管に繋がっている状態です。


 ●退行期

  退行期は毛母細胞の分裂が止まり、毛が毛乳頭から離れ始める段階です。退行期になる と毛が抜け始めるだけでなく、メラニン色素も次第に薄くなっていきます。


 ●休止期

  休止期は毛が毛乳頭から完全に離れて自然と抜け落ち、次の成長期に向けた準備期間で す。この時毛穴から毛は生えていません。



 全ての体毛は同じサイクルで成長していくわけではなく、常に体毛が一定量に保たれるように成長期・退行期・休止期の毛が混在しています。だから毛は常に100%で生えていません。実は目に見えている毛だけで20%~30%だと言われています。

 この3つの中で脱毛の効果を得られるのは、成長期の毛だけです。毛が発芽細胞と繋がっている状態でないと、レーザーや光を照射しても熱を毛根の組織まで届けられないのです。

 その為毛乳頭と毛が離れ始めている退行期、毛乳頭から完全に離れている休止期ではなく、毛乳頭と毛がくっついている成長期の毛にレーザーや光を照射する必要があります。また脱毛は毛を生えてこさせなくする成長を抑制する効果も得られます。その効果を得る為にも、毛根がくっついている必要があるのです。


3.期間を空けすぎるデメリット

 毛周期があるなら空ける期間が長いほうがいいのではと思う方もいらっしゃると思います。しかし実際はそんなことありません。実はデメリットだらけなのです。

 脱毛を効率よく進めるためには、決められた一定の間隔ごとにサロンで施術を受けるのが良いです。時にはそのペースを守ることが難しい時もあるかもしれません。その場合は通っているサロンに相談して、次の毛周期に合わせることが必要になってきます。

 1で説明したように一回の施術ではわずかの毛にしか効果を発揮できません。そして次毛が成長期に入ったタイミングで施術を行うのが通常です。期間を空けすぎてしまうと、全ての毛に照射をすることが難しくなってしまいます。すると同じ毛を脱毛してしまったり、一回も照射されていない毛も出てきたりします。だから期間を空けすぎるのはお勧めしません。


4.期間が短いデメリット

 

 長すぎたら良くないのであれば、短いほうがいいのでしょうか。これももちろん違います。短い期間の中で何回施術を受けたとしても、全ての毛が照射されている訳ではありません。むしろ全く同じ毛に照射している可能性が高いです。その為はっきり言ってしまうとその施術が無駄になってしまいます。 

 


脱毛完了までの期間は短くなるかもしれませんが、一定期間きっちりペースを守った、かつ同じ回数を受けた場合と比較しても結果は大きく異なります。照射できていない毛があるので、ところどころ毛が生えていたり、自己処理が必要なほど毛が生えてしまっていることもあります。その為期間が短ければいいというわけではありません。一定期間のペースをしっかり守り、ある程度の期間をかける必要があります。


5.平均的な施術間隔


 一定期間のペースとはどれくらいの物が理想的なのか気になりますよね。これは個人の体質やサロンの施術方式によって若干の差が出てきます。一般的には1カ月~3か月ごとに施術を受けるのが良いと言われています。これは毛周期のサイクルが大体1か月~3か月くらいだと考えられているからです。実際には箇所などによってはこの通りにいかないこともありますが、1カ月~3か月ごとに施術を受ければ、効果的なタイミングを外さずに施術を出来ると考えているサロンが多いです。

 最も毛周期と施術のタイミングに対する考え方はサロンによっても違いますし、個人の毛の生え方や箇所、毛量によっては間隔を空けたり、短くしたりすることもあるようです。大切なのは、毛がある程度生えそろったタイミングで施術を受けることです。前回の施術から1カ月~3か月経っていたとしても、あまり毛が生えそろっていなければ施術を受ける意味はあまりないかもしれません。実際に施術を受けるペースは、サロンのスタッフとよく相談することをお勧めします。あくまでも個人的な判断で、ペースを遅くする、早めることはしないようにしましょう。

 当サロンでは基本的に3週間に1回のペースで施術をするようにしています。回数を重ねていくことで、毛の量が減ってきた、自己処理の回数が少なくなったという脱毛効果を感じることがあれば4週間期間を空けるなど期間を伸ばしていきます。そしてもっと毛が無くなれば期間を空ける・・・と完了までに期間を調整しながら施術を重ねていきます。これは施術に来ていただいた際にカウンセリングさせていただいて、空ける期間を決めています。その際に気になることがあればお答えするという感じになっています。


6.まとめ

 いかがでしたか。脱毛に通う際に一定期間空けるペースの大切さを理解していただけましたか?

 一定期間ペースを空けるのは毛周期が関係しているからです。脱毛は成長期の毛にしか効果を発揮することが出来ません。そのタイミングにはいる時に施術をするために、一定期間空ける必要があるのです。その期間が長すぎても、短すぎても意味はなくなってしまいます。通うペースはサロンやクリニックによって変わってきます。通うサロンやクリニックのスタッフと相談して、決められたペースを守るようにしましょう。絶対に個人で判断しないようにしてください。

 サロン脱毛を成功させる為には、焦らずじっくりと取り組む姿勢が大切です。効率よく施術効果を得るためには、サロンに案内された通りの間隔で施術を受けていく必要があります。長期戦にはなりますが、結果的にはそれが脱毛を早く完了させることに繋がります。何かしらの事情で施術間隔を空けざるを得なくなった時など、何か不安なことがあったらすぐにサロンにスタッフに相談してみることをお勧めします。当店では無料でカウンセリングを受け付けております。脱毛に関して気になることがある方は、予約してみてください。また通っている最中に気になったことがあった場合は、いつでもお答えしますので気軽にお聞きください。

 自分に合ったペースで、満足いく脱毛をしていきましょう。



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