ヒゲが硬くて剃りにくいあなたへ。髭が硬い理由と柔らかくする方法を徹底調査
「髭が硬くて上手に剃りきれない」「しっかり剃っても、夕方には無精髭になっている…」このように髭の硬さに悩む男性は多いです。
髭が硬いと上手に剃りきれないことも多く、無精髭や青髭になり、見た目の印象にも影響を与えてしまいます。
髭の硬さでお悩みの男性へ向け、硬い髭の原因と解決策を徹底追及しました。正しい髭対策をして、清潔感のある肌を手に入れましょう!

髭が硬い理由とは?
まず髭が硬い理由は大きく4つあります。あなたに当てはまるものがないかチェックしてみてください。
インスタント食品を頻繁に食べ身体が酸化している

インスタント食品や肉類など、体内を酸性に傾ける「酸性食品」を頻繁に食べていると、身体が酸化しホルモンバランスが崩れます。
すると、男性ホルモンの働きが過剰になり、髭を濃く硬くしてしまうのです。
身体を酸化させないためには、酸性食品の摂取を控えることが重要です。また、体内の酸化を中和するキュウリやほうれん草などの「アルカリ性食品」を食べましょう。
髭を抜いて硬毛化・多毛化が進行している

「髭を抜くと濃くなる」と聞いたことがあるかもしれません。髭を抜くと濃くなるのは本当です。髭をはじめとする体毛は、外の刺激から身体を守るために生えています。
毛抜で髭を抜いたり負担をかける方法で髭剃りをしたりすると、肌に刺激を与えてしまいます。
すると身体は「刺激から肌を守ろう」とさらに硬く濃い髭を増やしてしまうのです。これが髭を抜くと濃くなる理由です。
それだけでなく、髭を抜き続けると埋没毛や炎症に繋がります。刺激が強過ぎる毛抜きを使った処理はやめましょう。
髭処理の刺激が強い

人間は摩擦や刺激を加えられると、肌を守ろうと皮膚が硬くなったり、毛が濃くなってきます。擦りむいた膝に毛が生えてきたり、角質が硬くなった経験がある方も多いでしょう。
このように、髭を剃る際の刺激が強すぎると、髭が濃く、髭そのものが硬くなります。髭がなかなかきれいに剃れないからといって、繰り返し同じ場所を往復していたり、必要以上に剃刀を肌に押し付けていると髭が硬くなってしまいます。
刺激の強い剃り方・処理法
から剃り(シェービングフォームなどを使用しないと滑りが悪く、痛みを感じたり肌に負担がかかります)
逆剃り(毛の生える向きと逆方向に剃刀を使うと負担がかかります)
必要以上に剃刀を肌に押し付ける(肌を傷めます)
刃を定期的に取り換えない(剃れない剃刀は髭が剃れずにひっかかり、肌に負担がかかります)
髭を自分で抜いている(無理に抜くと炎症を起こし、次は抜けないようなもっと硬い毛が生えてきます)
男性ホルモンが多い

髭の生える男性と髭の生えない女性の違いは、男性ホルモンの分泌量です。一般的に男性の男性ホルモンの分泌量は女性の10倍とも言われ、男性ホルモンが多ければ多いほど髭が硬くなります。もちろん髭以外の体毛も濃くなります。
同じ男性でも男性ホルモンの分泌量が多い方のほうが髭は硬く、濃いのです。
男性ホルモンの役割
男性ホルモンにはいくつかの種類がありますが、9割以上を占めるのがテストステロンです。
第二次性徴期と言われる10代前半から分泌が始まり、このような働きがあります。
集中力や記憶力を上げる
前向きなやる気の維持
筋肉や骨の成長・維持
社会性の維持
生活習慣病の予防
精神的安定の維持
アンチエイジング
男性ホルモンの分泌量が減少するとやる気がなくなって鬱状態になったり、記憶力が悪くなり認知症にも繋がります。
また社会性が低くなり体力も落ちるため外出も減り、どんどん世の中から孤立してしまうのです。
男性ホルモンの分泌量が多いと確かに髭が硬くなります。しかし、大切な役割を果たしています。そのため男性ホルモンの分泌量を増やしすぎない努力をすべきなのです。
男性ホルモンが多くなる生活習慣
★肉食である
動物性タンパク質は男性ホルモンの分泌を活性化します。
★過剰なストレス
リラックスできずにいるとホルモンバランスが崩れ、男性ホルモンの過剰分泌を招きます。
★筋トレ
筋トレをすればするほど、男性ホルモンの9割を占めるテストステロンが分泌されます。
★競争心が高い・攻撃性が強い
格闘技が趣味だったり、他の人より営業成績を上げたいと言った競争心が高いと、男性ホルモンの分泌量は増えていきます。
★多すぎる性生活
性的興奮をする頻度が高いと、男性ホルモンの分泌量は増えていきます。
★喫煙
近年、タバコに含まれる有害物質が男性ホルモン分泌量を増加させるという研究結果があります。
★加齢
年齢とともに髭を濃くする男性ホルモンであるテストステロンの分泌量は減少しますが、ジヒドロテストロンという男性ホルモンの分泌量増加することで、 髭の成長スピードが速くなります。
体型維持のために筋トレを日常的に取り入れている方も多いでしょう。
筋肉を増やすためには男性ホルモンのひとつ、テストステロンの分泌が欠かせません。そのため筋トレは髭が濃くなります。
しかし、筋肥大を目的とする筋トレではなく、持久力を高める遅筋を鍛えるトレーニングをすれば、テストステロンの分泌を抑えつつ筋力トレーニングが行えます。
今までより負荷を少し軽くして、回数を増やした筋トレを行ってください。
また、 性的興奮をする時間も長いほど男性ホルモンの分泌量が多くなっていくこともわかっています。
遺伝の要素

髭の硬さや体毛の濃さは遺伝的要素も考えられます。しかし厳密に言うと、男性ホルモンの分泌量の遺伝と言えるでしょう。
髭は、男性ホルモンの9割以上を占めるテストステロンが5αリダクターゼという酵素と結合し、ジヒドロテストステロン(GHT)と呼ばれる男性ホルモンとなり、このGHTの影響を受けて硬く、濃くなります。そのため男性ホルモンの分泌量以外にも、5αリダクターゼの分泌量の遺伝とも考えられます。
さらに、ジヒドロテストステロン(GHT)は髭の硬さのみならず、薄毛にも影響を与えるているため、「父親の髭は濃くないが薄毛」という場合、遺伝的影響を受けているといえます。
加えて、遺伝は親からだけではありません。隔世遺伝のように子供には現れず、孫の代になって現れる遺伝も存在します。隔世遺伝は医学の世界では、遺伝が組み合わさることでさらに強くなって出現すると考えられています。
女性が持つXX染色体と男性が持つXY染色体のなかで、薄毛に関わる遺伝子は「X染色体」とともに遺伝され、孫が男の子(XY)だった場合、薄毛遺伝子は女親のX染色体から遺伝されます。薄毛と髭の硬さに影響を及ぼす体内酵素は同じです。
つまり、髭の硬さの隔世遺伝においては、母親方の祖父母の遺伝も意識すべきという考え方があるのです。
父親の髭が硬い
父親が薄毛
母方の祖父母が薄毛
母方の祖父母が体毛が濃い
このような場合、遺伝的要素が強いと言えます。
不規則な生活