脱毛後の炎症とは

 脱毛をすると脱毛後に皮膚が赤くなってしまう、痒くなってしまう、ポツポツが出来てしまうといったことがあります。そういったものが出来るとこのまま脱毛を続けても大丈夫なのか、肌のダメージはないのか不安になってしまいますよね。またそういったものが出来るのならば脱毛をしてもいいのか心配になってくると思います。今回は脱毛の際に起きる炎症について説明していきます。


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~目次~

1.脱毛で出来るブツブツ

2.毛嚢炎とは

3.炎症の種類

4.炎症が起こる原因

5.炎症が起きた際の対処法

6.予防方法

7.まとめ


以下の順番でまとめていきます。これから脱毛を始める方、脱毛に通っていて炎症に悩まされている方はぜひ参考にしてください。

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1.出来るブツブツ

 脱毛関係なく、赤いブツブツが出来たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。そもそも赤いブツブツとはどのようなものなのか、一言ではわかりにくいと思います。肌表面に出来る赤いブツブツは「毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)」と呼ばれるものです。また「毛孔性角化症(もうこうせいかくかしょう)」とも呼ばれています。このブツブツはタンパク質の一種であるケラチンが毛穴に溜まってしまうことで発症します。ケラチンが溜まることで毛穴が塞がれた状態になり、その結果として膨らんでしまうのです。


 

 ぶつぶつが出来る箇所は様々です。太ももやお腹、二の腕、さらに頬などにもよく見られます。見た目の色は状態によって異なり、必ずしも赤くなるとは限りません。表面が膨らむだけで、色は特に変化がないケースもあります。毛穴に詰まったケラチンは硬くなっているため、触ると気になる方もいらっしゃるでしょう。ただし頻繁に触るなど刺激が加わった場合には、悪化させてしまうこともあるので注意してください。見た目は良くなく、できものは気になり触ってしまうかもしれませんが、なるべく触らないようにしましょう。


2.毛嚢炎とは

 毛嚢炎とは毛穴にある毛包にブドウ球菌が感染して、炎症を起こす皮膚の病気の事です。毛包とは毛の根元を包んでいる部分を指します。

 症状としてはニキビのように赤みが1つだけ出ることもあれば、あせものように赤いブツブツが数個~数十個出来てしまうこともあります。どちらの場合も基本的に痛みや痒みはありません。

 しかし症状が酷くなると白い膿が詰まり、白ニキビのようになり痛みや痒みを感じることがあります。つまり痛くない赤み=毛嚢炎ではありません。

 また毛嚢炎とよく似ていて間違えられやすいのがニキビとあせもです。ただどちらも毛嚢炎とは別物で、ニキビに至っては原因となる菌も異なってきます。


●毛嚢炎

 毛穴に雑菌が入り、膿が溜まることを毛嚢炎と言います。

 表皮ブドウ球菌や黄色ブドウ球菌が原因菌となります。毛包が傷つき感染することで発症します。



●ニキビ

 毛穴に角栓が詰まって皮脂が溜まることをニキビと言います。

 アクネ菌が原因菌となります。溜まった皮脂により、菌が増殖することで発症します。


●あせも

 毛穴ではなくて汗の管に汚れが詰まることをあせもと言います。

 黄色ブドウ球菌が原因菌となります。汗の管がしまり皮膚内に漏れて発症します。


 このように毛嚢炎はニキビやあせもとは大きく異なってきます。


3.炎症の種類

 では脱毛で起こる炎症の種類について詳しく見ていきましょう。


●毛嚢炎

 毛嚢炎とは毛穴の奥から腫れあがって、ニキビのようになる炎症です。膿疱と呼ばれる膿袋が出来、ニキビと似た見た目で軽い痛みを伴うこともあります。1つだけ出来ることもあれば、同時に沢山出来ることもあります。


●赤みが引かない

 脱毛直後には肌に赤みが出ることがありますが、その赤みが引かない状態も脱毛後に起きやすい炎症の1つです。

 脱毛では強力なレーザーで毛根を高温にする為、肌も軽いやけどのようになっているのです。軽い場合は数時間~数日で治まる場合が多いですが、中には長引いてしまうこともあります。

 赤みが出やすい部位は主に顔やデリケートゾーンなど、皮膚が薄くダメージを受けやすい場所です。炎症が引かないと心配になってしまいますよね。肌に余計なダメージを与えなければ自然と治まってきます。


●痒み

 痒みも脱毛後に良く起こる炎症に1つです。

 脱毛後の肌はダメージを受けているので、乾燥した状態になりがちです。肌が乾燥するとバリア機能が低下するので、ちょっとした刺激にも敏感に反応してしまいます。脱毛後はなるべく肌を乾燥させないようにアフターケアはきっちりと行い、普段のスキンケアもいつも以上に念入りに行いましょう。



 脱毛後これらの炎症が起こる可能性があります。


4.炎症が起こる原因

 ではなぜが炎症が起きてしまうのでしょうか。炎症が起きてしまう原因について見ていきます。

 炎症が起きてしまう大きな原因の1つに自己処理があります。誤解しないで頂きたいのですが、ムダ毛を処理すること自体が問題になるというわけではありません。処理の方法や処理をした後の処置が適切でなかった時に、炎症が起こりやすいです。例えばカミソリでの処理や毛抜きでの処理によって、毛嚢炎のきっかけを作りやすくなります。



 また敏感肌の方も炎症が起こりやすくなります。もともと敏感肌の方は脱毛をした後に皮膚表面が赤くなることが多く、ブツブツができやすい傾向があります。その為普段から肌が敏感なことで悩んでいる方は、脱毛をするべきか迷うこともあるでしょう。敏感肌の人は通常の人と比べて肌が全体的に弱く、刺激を受けると過激に反応しやすいものです。ダメージを受けやすい分、脱毛後はブツブツが出来るリスクは高まります。

 さらに敏感肌ではないけど、肌が乾燥している方も脱毛後炎症が起きやすいです。水分があれば少し肌へのダメージを防いでくれますが、乾燥している場合肌を守ってくれる水分がない為炎症が起きやすいです。


5.炎症が起きた時の対処法

 脱毛後の炎症は誰でも起きてしまう可能性があります。では炎症が起きてしまった時の対処法について紹介していきます。

 脱毛後に炎症が起きた際はまずしっかり保湿してください。脱毛した後の肌は乾燥を抑えることが欠かせないポイントです。保湿クリームや薬などを適度に塗って肌が乾燥しないように注意しましょう。自分で保湿してみて症状が落ち着くようであればあまり心配する必要はありません。ただし症状が改善しない場合や何か気になることがある場合は、脱毛を受けたサロンやクリニックに相談し、病院で受診することを検討してください。なかなか改善が見られないのに自己判断で処置をしようとすれば、かえって悪化させてしまうかもしれません。