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脱毛前後の飲酒が脱毛効果に影響するってホント?知っておきたい脱毛と飲酒の関係



 現在は脱毛をしている方やしたことがある方は多いです。しかしまだまだ脱毛の話題は非常にナーバスで、他人には大きな声で「現在脱毛を受けている」ことや「今ムダ毛に悩んでいて、脱毛を受けたいと思っている」ということを言いにくいですよね。

 そのため脱毛サロンや脱毛クリニックにの予約の前日、当日、次の日と予定していなかった飲み会のお誘いが入ってしまうこともあるでしょう。その時少しくらいなら大丈夫だと思っていませんか?



 また仕事や学校が終わって帰宅し、家で一杯飲むのが楽しみだという方も多いでしょう。

 脱毛と飲酒は無関係に見えるかもしれませんが、実は深く関係しているのです。今回は脱毛と飲酒の関係について説明していきます。



 

~目次~

1.脱毛前後の飲酒がダメな理由

2.飲酒してしまった場合の悪影響

3.脱毛前後に飲酒した時の対応

4.脱毛前後に飲み会がはいった場合の対処法

5.脱毛前後に気をつけること

6.脱毛の効果を高める方法

7.まとめ

以下の順番で説明していきます。これから脱毛に通おうと思っている方、少しくらいなら御酒を飲んでも大丈夫だと思っている方、お酒が好きで脱毛に通っている方はぜひ参考にしてください。


 

1.脱毛前後の飲酒がダメな理由

 脱毛サロンや脱毛クリニックで、脱毛の施術前後の飲酒を制限しているのには理由があります。

 お酒を飲んだことがある方は知っているでしょうが、お酒を飲むと体がポカポカとして温まってきます。それはアルコールによって血管が拡張して、血の巡りが良くなるからです。飲酒をすると全身の血行が良くなるため、体温が上がり肌に赤み・痒みや刺激により湿疹が出ることがあります。このような状態で脱毛の施術を行うと、肌にダメージを与えてしまいます。



 飲酒の影響が抜けないうちに脱毛をすると、普段はなんともなくても肌が敏感になってしまっているため、肌トラブルに繋がる可能性があります。また飲酒によって体内の水分も奪われるため、肌が乾燥するなどお手入れがしにくい状態になってしまいます。そういった脱毛でのトラブルを防ぐために、一定の時間を置くことが推奨されています。



 一定の時間とは言っても、いったいどれくらいの時間をおけばいいのでしょうか。

 飲酒をするとアルコールは体内に速やかに吸収され、血中濃度がピークになるのは30分~2時間後とされています。その後、体内のアルコール濃度は下がっていきます。アルコールの分解(消失)速度はビール中瓶1本を想定した場合、一般的には男性で約2.2時間、女性で3時間と言われています。しかし、これはあくまでも一般的な平均値です。



 アルコールの分解速度は個人差が非常に大きく、一概に平均値を当てはめることはできません。また、その日に体調やどれくらいアルコールを飲んだかによっても違ってきます。



 お酒に対して強い、弱いは関係なく、アルコールが抜けて身体が元に戻るまでには時間がかかります。脱毛サロンや脱毛クリニックでお手入れする際は、脱毛前夜、当日の夜の飲酒は控えることが推奨されています。肌の赤みが抜けてない場合は、脱毛施術を受けた次に日も避けるようにしましょう。できれば赤みや痒みが抜けるまでは飲酒しないようにしてください。



 では脱毛前後、それぞれの飲酒がNGな理由を詳しく見ていきましょう。



〇脱毛前の飲酒がNGな理由

 脱毛前の飲酒がNGな理由は、血流が促進されることで脱毛の施術時の痛みが強くなる恐れがあるためです。また炎症が起こりやすくなり、脱毛後の肌トラブルのリスクが上がることもあります。脱毛前に飲酒をすると、脱毛時の施術時の痛みをいつもは感じないのに、感じやすくなることもあります。強い炎症が起こると、シミやくすみになる恐れもあるため脱毛前の飲酒は避けるようにしてください。


〇脱毛後の飲酒がNGな理由

 脱毛後に飲酒をすると、血流が促進されることで炎症が強くなり赤みや痒みが起こる恐れがあります。目で見ても何も変化は起こっていないかもしれませんが、脱毛の施術で刺激を受けた肌は、軽い炎症が起きている状態です。炎症を悪化させない為にも、脱毛後の飲酒は避けるようにしましょう。また炎症が強くなって痒みが出てくると、引っ掻いてしまって施術部位が傷ついてしまう恐れもあります。



 また飲酒後に水分不足になり、肌がいつも以上に乾燥してしまうこともあります。

 さらに脱毛施術後は脱毛機の光やレーザーによって、身体の内部に熱が溜まっている状態です。その状態でいつものペースでお酒を飲んでしまうと、いつもよりアルコールが回るのが早く、気分がすぐれなくなったり体調を崩してしまう可能性もあります。



 これらの状態を避けるためにも、脱毛施術当日の飲酒は避けるようにしましょう。



 脱毛サロンや脱毛クリニックによっては、脱毛施術後の肌トラブルに何らかの対応をする保証を提供しています。無料で診察や薬の処方をしたり、提携医療機関で受診したりなどです。もちろんこれを行っているかどうかは、脱毛サロンや脱毛クリニックによって異なるので、事前に確認しておいてください。



 しかし脱毛の施術前後に飲酒をした場合は、保証対象外としているところは多く、肌トラブルが起こっても対応してもらえない可能性があります。

 以上のことを踏まえて、脱毛前後の飲酒は基本的にNGとなっています。少しくらいという油断によって、脱毛効果が薄れてしまったり肌トラブルが起こってしまう可能性がとても高くなってしまうのです。満足いく脱毛にしていくためにも、油断せず飲酒は避けるようにしてください。



2.飲酒してしまった場合の悪影響

 いくらお酒には強いから大丈夫!とは思っていても、脱毛前に飲酒してからの脱毛施術となると、気分が悪くなってしまったりもしかしたら嘔吐してしまったりする可能性もあります。また脱毛施術を受ける部屋は個室で、狭い場合が大半です。お酒は匂いも残ってしまうので、マナー的にも控えたほうが無難でしょう。



 お酒を飲むと体温も上がります。そのため肌の水分が蒸発し、乾燥しやすくなります。その状態で脱毛施術を受けると痛みを感じやすく、火傷や炎症のリスクも高まります。



 また考えられる悪影響の1つとして、脱毛効果が落ちてしまうことが挙げられます。脱毛施術後に飲酒をしてしまうと、身体の体温が上がりやすく水分が蒸発し肌が乾燥状態になってしまいます。脱毛中は肌を乾燥させてしまうと水分量が失われ、脱毛の効果が出にくくなります。水分がなく乾燥してしまった肌は皮膚が硬くなってしまうので、照射した光が毛根まで上手く届かないことも多いです。きちんと光が当たっていないということは、結果的に毛が抜けない状態になってしまうということです。意図せず脱毛効果が薄れてしまうのは、時間やお金をかけて通っているのに、もったいないと思います。



 他にも飲酒をして身体の体温を上げてしまうことで血行がよくなり、脱毛した施術部位に痒みを感じたり、湿疹ができてしまうこともあります。光やレーザーを照射した部位は、思っている以上に刺激が加わっています。そのためちょっとしたことでも肌トラブルへと繋がってしまうのです。



 脱毛前後に飲酒をすると、脱毛効果にまで影響が出てしまうのです。きっとそれは誰もが望んでいないことだと思います。どんな悪影響があるかを知ったうえで、脱毛前後の飲酒を避けるようにしましょう。



3.脱毛前後に飲酒した時の対応

 脱毛の前後に飲酒をした時は、早めの適切な対応が必要になってきます。飲酒した際の対応を見ていきましょう。



●通っている脱毛サロンや脱毛クリニックに連絡をする

 脱毛の前後に飲酒をした場合は、通っている脱毛サロンや脱毛クリニックに連絡しましょう。少量であれば問題ないと自己判断することは禁物です。また飲酒によって起こる肌への影響には、個人差があるということも覚えておいてください。



 脱毛サロンや脱毛クリニックに連絡をして、施術を受けられないと言われた場合は予約を取り直しましょう。また脱毛施術後に飲酒をした場合は、しばらくしてから肌に赤みや痒みが現れる可能性があります。トラブルが起きる前に、飲酒をしたら早めに脱毛サロンや脱毛クリニックに連絡をしてください。



●施術日を変更する

 施術前に飲酒をすることが決まった、また飲酒をした場合は施術日を変更することをお勧めします。少量の飲酒であれば、肌への影響が出ない可能性もあります。しかし個人差があるため、絶対に施術影響がないとは言い切れません。施術後の肌トラブルを防ぐためにも、せじゅつびの変更を前向きに検討しましょう。



 脱毛は3週間~3か月に1回の頻度で施術を受けます。飲酒をしたから施術を受けられなかった場合でも、再びその期間を空ける必要はありません。翌日にでも施術を受けられるので、脱毛スケジュールに大きな影響は出ないでしょう。



●アルコールが抜けてから施術を受ける

 飲酒をしても、アルコールが身体から抜ければ施術を受けても問題はありません。アルコールがどれくらいで分解されるかは一般的な時間はありますが、個人差やその日の体調によっても変化してきます。また酔いが醒めていたとしても、実際にはアルコールが残っている可能性もあります。アルコールが体に吸収されるのにも時間がかかるため、酔いが醒めるのが早いかどうかで判断はしないでください。



 また自分で判断するのがあいまいな場合は、無理矢理その日に受けるのではなく別日にすることを早めに検討しましょう。



●トラブルが起きていないかチェック

 誤って脱毛前後に飲酒してしまった時は、トラブルが起きていないかチェックしてください。



 まず脱毛前日に飲酒をして脱毛施術中に気分が悪くなったら、我慢することなくスタッフに体調不良を訴えてください。そのまま脱毛を続けて体調が悪化したり肌トラブルに繋がったりすると、危険なので状態によっては脱毛を中断することもあります。



 施術を続けられる状態であったとしても、照射レベルを引き下げて施術する場合があります。照射レベルを下げると脱毛効果も低くなってしまうため、予定していた回数で満足する脱毛効果を得られない可能性があります。



 そして脱毛後は、肌トラブルが出ていないか施術を受けた箇所を確認してください。脱毛施術では光やレーザーを照射するので、脱毛直後の肌は熱がこもって赤みがしばらく残ることがあります。



 通常は次第に治まっていきますが、乾燥や痒み、痛みが出てきた場合や、翌日になっても赤みがひかないといった症状が出る場合は、飲酒の影響が考えられます。しばらく様子を見て、症状が重い場合やなかなか治まらない場合はすぐに医師に相談するようにしてください。



 脱毛前後に飲酒した場合は、これらの対策をとるようにしてください。どうしても赤みや痒みが気になる場合は、しっかり保湿をし濡れタオルで冷やしてください。クールダウンさせることで、症状が緩和される場合があります。冷やす際に気を付けていただきたいのは、直接保冷剤を部位に当てて冷やすことです。この行為は冷たさが刺激となってしまい、反対に症状を悪化させてしまう可能性があります。保冷剤を使用する場合は、必ず濡れタオルで包んでから部位に当てるようにしてください。



4.脱毛前後に飲み会がはいった場合の対処法

 もちろん一番好ましいのは、「飲み会に参加しない」または「参加しても乾杯のお一杯だけで楽しむもしくはノンアルコールで食事を楽しむ」ということです。しかしどうしても断れない接待や、上司の付き合い、友達との飲み会で飲まないのが難しいという場合もありますよね。そんな時は無理することなく、予定が入った時点で早めに通っている脱毛サロンや脱毛クリニックに連絡して、施術日を変更するようにしましょう。



 こういったときになかなか予約が取れない脱毛サロンや脱毛クリニックだと、次の施術が数か月後になってしまうので、脱毛サロンや脱毛クリニック選びの段階で予約の取りやすいところにしておくのがお勧めです。また急な予約が入りやすい方は、キャンセル料がかからない脱毛サロンや脱毛クリニックにするようにしましょう。



 飲み会を断るときは、仕方がないとはいえなるべく角が立たないよう断り方に気を付けたいものですよね。お誘いを断るときは誘ってくれたことに対するお礼、参加できない理由、お詫びを用意しておくと断られたほうも嫌な気持ちになりません。まずは誘ってくれてありがとうというお礼を言い、その後で残念だけど・・・と切り出して参加できない理由を話すようにしましょう。女子会など幹事が美容に興味のある方や脱毛をしている方であれば、「脱毛前後でお酒を飲まないようにと言われているから」という理由で納得してもらえるはずです。



 一方職場の飲み会など幹事が脱毛に詳しくなかったら「脱毛前後で飲酒ができないから」と言っても「少しくらいいいだろう」と言われるかもしれません。また幹事の方があまり仲良くない方であれば、脱毛に通っていること自体を言いにくいでしょう。そんな場合は「先約がある」や「どうしても外せない用事がある」などと言って、スケジュールが埋まっていることを理由にしたほうが無難でしょう。



 上司に誘われた際は、断ること自体ができないかもしれません。その場合はお酒を飲まないで済むのであれば大丈夫ですが、どうしても飲まないといけない状況になる方は先に脱毛の日程をずらしておきましょう。

 体調や肌トラブル、脱毛効果に関わってくるので、無理して脱毛を受ける、お酒を飲むのはやめておきましょう。