top of page

脱毛中の日焼けはNG!?



 脱毛に通っている際に注意するべき点はいくつかあります。中でも時に気をつけるべきなのは日焼け対策です。日焼けをしていると脱毛できないという話を耳にしたことがある方は多いでしょう。しかし脱毛をしたいと思い立った時に、すでに脱毛をしていた場合脱毛できるのか不安に思う方も少なくないでしょう。また元から肌の色が黒いから脱毛出来るか心配な方もいらっしゃるでしょう。



 今回は脱毛と日焼けの関係について紹介していきます。

 

~目次~

1.脱毛の原理

2.日焼けをしたらダメな理由

3.すでに日焼けをしてしまった場合

4.脱毛後の日焼けも注意!

5.日焼け対策

6.日焼けしても脱毛する方法

7.脱毛するなら秋~冬!

8.他に気をつけるべきポイント

9.まとめ

以下の順番で説明していきます。肌の色が濃くて脱毛できるか悩んでいる方、脱毛に通いたいけど日焼けをしてしまった方、脱毛と日焼けの関係を知りたい方はぜひ参考にしてください。


 

1.脱毛の原理

 まず脱毛する際に欠かすことのできない毛周期について説明していきます。人間の身体の毛には毛周期というものがあります。この毛周期によって、毛は定期的に生え変わっています。その為ずっと同じ毛が伸びている訳ではありません。交代で毛が生えているので見た感じではわからないと思います。髪の毛が一番わかりやすい例だと思います。髪の毛も抜いていないが、気づいたら抜けてますよね。それも1本2本ではない量がです。このように髪の毛以外の毛も、気づかない間に生え変わっているのです。



 毛周期には3つのサイクルがあります。

 「成長期」・・・毛が毛細血管から栄養をもらい、元気に生える時期

 「退行期」・・・毛細血管から毛根が離れ、毛が抜ける時期

 「休止期」・・・毛が肌の中で眠っており、生える準備をしている時期



この3つを合わせて毛周期と言います。この毛周期が脱毛には深く関わっているのです。



 光脱毛やレーザー脱毛で効果を得られるのは、「成長期」に入っている毛だけだと言われています。実は人間の毛は目に見えているものでたったの20%~30%です。その中でも「成長期」に入っているのは10%~20%です。つまり1回の施術で効果を得られるのはほんのわずかの毛だけなのです。



 なぜ脱毛の効果が得られるのは「成長期」の毛だけなのでしょうか。それは脱毛の仕組みが関わっています。まず脱毛方法ごとの特徴を見ていきましょう。



●光脱毛

 メラニン色素に強く反応する特殊な光を使い、毛根にダメージを与えます。毛根にダメージを与えることで、施術を受けた際「成長期」に入っている毛は徐々に抜けていきます。また「成長期」に入っていると毛を作る細胞にもダメージを与えられます。その為毛の成長を抑制することも出来ます。



●レーザー脱毛

 光脱毛と同様、メラニン色素に強く反応する特殊な光を使い、毛根にダメージを与えます。毛根にダメージを与えることで、毛は徐々に抜けていきます。また毛を作る細胞にもダメージを与えるので、毛の成長を抑制できます。



●ニードル脱毛

 毛穴に特殊な針を刺し、電気を流すことで毛根や毛を作る細胞を破壊します。毛が生えていないと毛穴をしっかり認識できない為、少しの間生やしておく必要があります。ニードル脱毛では毛が生えていれば問題ない為、毛周期は関係ありません。


 

 このように脱毛方法は数種類ありますが、どれもが毛根や毛を作る細胞にダメージを与えたり、破壊したりします。ニードル脱毛は毛周期は関係ありませんが、光脱毛やレーザー脱毛は根元が繋がっている必要がある為毛周期が関係あります。



2.日焼けをしたらダメな理由

 以前、もしくは現在脱毛に通っている方は脱毛期間中の日焼けを注意するように説明を受けたことがあると思います。この説明は光脱毛やレーザー脱毛でされる場合が多い為、脱毛サロンや脱毛クリニックで受けることが多いでしょう。



 脱毛期間中にはなるべく日焼けをしないように過ごすことが大切です。守らないとせっかくツルスベ肌になる為に行っている脱毛なのに、逆に肌トラブルになってしまう可能性もあります。では何故脱毛中の日焼けをしたらいけないのかという理由を説明していきます。



●日焼け=火傷

 肌が日焼け状態になっているというのは、言葉を変えると火傷しているのと同じ状態だと言っても過言ではありません。いわば日焼け肌はダメージを受けた肌に等しく、そのダメージを受けた肌に脱毛の施術をしてしまうと肌トラブルの原因になってしまう可能性があるのです。



 肌トラブルとは具体的に言うと、肌に赤みが出たり肌荒れしてしまうこともあります。脱毛は健康な肌にするべきものです。またトラブルの可能性がわかっているため、リスクを犯すことは出来ません。



●光が反応してしまう!?

 光脱毛やレーザー脱毛の多くは、ムダ毛の黒い色素であるメラニン色素に強く反応して脱毛効果を発揮します。その為なるべく肌が白い方がムダ毛に対してのみアプローチすることが可能です。しかし日焼けをして黒くなってしまうと、肌にも照射の光が反応してしまうこともあります。肌に光が反応してしまうと、痛みを感じたり広い範囲に照射してしまうことで脱毛効果が得られなくなる恐れがあります。



 肌に脱毛照射の光が反応してしまうことで痛みを感じたり、脱毛効果の低下の可能性が考えられます。またそういった問題はなかったとしても、日焼けで敏感になっている肌によりダメージを与えてしまうことで肌トラブルの可能性も考えられます。その為脱毛する前の日焼けは避けるようにしましょう。



 日焼けがNGな理由はわかったけど、特に夏場は外出するだけで日焼けしてしまうという方も中にはいらっしゃるでしょう。ではどの程度の日焼けであれば脱毛中でも大丈夫なのでしょうか。



●変化がないのが目安

 脱毛サロンで日焼けのチェックを行うのは、基本的には目視での確認です。つまり目で見て大丈夫だと判断される程度の日焼けなら大丈夫だということです。夏場でも短時間の外出であればそこまで焼けることもないので大丈夫です。しかしレジャーに出かけたりすると目立つ日焼けをしてしまいます。赤くなったり黒くなったりして焼けていない部分と大きく差が出ているレベルの日焼けは、脱毛が出来なくなるので注意してください。あくまでも日焼けをしていない箇所と変わらない色であることが1つの目安になります。



●脱毛しない部位は大丈夫

 日焼けに注意するとはいえ、脱毛する部位がヒゲだけの場合顔やのどの日焼けに気をつけていれば大丈夫です。というように基本的に脱毛箇所が日焼けしていなければOKという認識を持っておいてください。日焼けしにくい部位のみの脱毛であればそれほど注意する必要がありませんが、腕や足など焼けやすい部位は対策する必要があります。



 脱毛サロンや脱毛クリニックごとに脱毛施術を受けられない度合いは変わってきます。どれくらいの日焼けで脱毛の施術が出来ないか気になる場合は、事前に脱毛サロンや脱毛クリニックに確認しておきましょう。



3.すでに日焼けをしてしまった場合

 紫外線対策をしていても、脱毛期間中に予期せぬ日焼けをしてしまうことがあるかもしれません。そんな時に適切な対策をすることで、肌の回復を早められる可能性があります。うっかり日焼けをしてしまった場合は、少しでも肌の負担を減らして脱毛に影響が出ないように注意してください。



 では日焼けしてしまった場合の対策を紹介していきます。



●日焼け部分を冷やす

 日焼けは強い太陽光で起こる、軽いやけどと同じ状態です。熱いものに触ってできてしまう火傷と同様に、日焼け部位を冷やすのが有効です。日焼けしてから時間を置かず、出来るだけ迅速にシャワーなど冷たい流水で冷やします。シャワーを掛ける時は日焼け部位に勢いよく当てるのではなく、周辺からゆっくり掛けます。流水を掛けるのが難しい時は洗面器に冷水を溜めて冷やす、清潔なタオルに冷水を含ませて冷やすのもお勧めです。



●保湿する

 日焼け後の肌は乾燥しているので、しっかり保湿することで肌の回復も早くなります。肌がダメージを負っている状態なので、出来るだけ低刺激の保湿剤を選ぶのも大切です。保湿力の高いローション、ジェル、ミスト、ワセリンなどがお勧めです。注意したいのはコットンを使ったり、何度も叩き込んだりしないことです。肌が敏感になっているので刺激になることは避け、あくまでも優しく浸透させるイメージで塗ります。



●美肌ケアをする

 日焼けして数日後、肌の炎症が落ち着いたら美白化粧品やサプリなどで美白ケアをしてください。美白化粧品はメラニンの排出を避け、シミをできにくくする効果が期待できます。シミになってしまうとその部分は避けて施術しなくてはなりません。その為シミ予防も大切です。またビタミンCはメラニン生成を抑える働きがあるので、サプリや食品から積極的に摂りビタミンC配合の化粧品で日焼け部分をケアするのもお勧めです。



 もし脱毛前に日焼けをしてしまった場合、これらの方法で対処してください。対処方法があるから日焼けをしていいわけではありません。あくまで対処方法です。そのことを忘れないようにしましょう。



4.脱毛後の日焼けも注意!

 脱毛の施術が終わってしまえば、また脱毛が完了してしまえば、早速日に焼けることが出来る!と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし実は脱毛直後も日焼けは控えるべきです。施術がまだ最後でない場合は特にそうですが、例え最後の施術であったとしても直後

の日焼けを避けるべき点は変わりません。その理由を説明していきます。



●次回の施術に対して

 受けた施術が最後でない場合は、そう遠くないうちに次回の施術を受けることとなります。日焼けからの回復にはどんなにケアをしても1カ月以上の期間が掛かります。その為これだけの期間を空けていない場合、施術直後に日焼けしたところで次の施術までには回復が間に合いません。その結果脱毛施術当日まで皮膚にダメージが残り、施術が受けられなかったり施術スケジュールが遅れたりする可能性があります。



●肌トラブルの原因

 日焼けが皮膚にダメージを与えるのはすでに述べたと思います。しかし実は脱毛の施術も肌を弱らせる行為です。光脱毛では毛根に集中的に光を当てています。しかしレーザーの光を肌に当てている為、周辺の皮膚も多少は影響を受けます。このレーザーの光も紫外線も総称すると電磁波と呼ばれます。人の目に見えるか見えないかの違いがあるだけで、本質的には同じものです。その仲間には普段テレビやネット通信で使われる電波、電子レンジに使用されるマイクロ波などが存在します。



 一般的に光が持つエネルギーは波長が短いほど大きく、可視光よりも波長の短い紫外線であれば日常環境でも人の皮膚を日焼けさせるほど強力です。

 しかし可視光よりも波長が長いマイクロ波を使う電子レンジで食品を温められるように、波長の長い光でも強力な物を集中的に照射すれば大きな影響を及ぼします。

 結果として強力なレーザー光を照射する光脱毛では、日焼け同様皮膚を弱らせます。したがって日焼けと施術の順序を入れ替えたところで、その両方によって加算されるダメージの負の相乗効果を逃れることは出来ません。



 その為日焼けした肌に施術を行った場合同様施術後に日焼けさせたとしても、肌の乾燥や赤み、黒ずみやシミなどの肌のトラブルが発生しやすくなります。美容目的の施術を受けたのに、その後の不注意でシミなどの美容上マイナスの効果を受けてしまっては元も子もありません。場合によっては痛みを伴うこともあるので、例え最後の施術が終わった後でも直後は肌を保湿などで適切にケアを行い、日焼けさせることは控えましょう。



 次回の施術などのスケジュールが遅れてしまうこと、綺麗にする為の施術で肌トラブルが起こってしまうのは悲しいですよね。だからこそ脱毛施術を受けた後でも日焼けには注意しましょう。



5.日焼け対策

 脱毛中に日焼けをしないようにするには、根本的にはなるべく日に当たらないということになります。しかしそうもいかない時もあるものです。そこで脱毛をしている時に日焼けをしてしまいそうな場合、どのように対策するか解説します。



●日焼け止めクリーム

 どうしても日光に当たる場合は、日焼け止めクリームを塗るのが効果的です。しかしやみくもに日焼け止めを