脱毛でニキビ痕も解消できる?


 脱毛したいけどニキビがあるとできないのか、また脱毛することで、ニキビ跡は改善できるのか気になりますよね。多くの人が抱えている疑問だと思います。今回は脱毛とニキビの関係についてまとめていきます。


~目次~

1.何故ニキビができるのか

2.ニキビがあっても脱毛できる?

3.脱毛するとニキビはできにくくなる?

4.ニキビ跡は治るの?

5.ニキビがある場合の注意点

6.まとめ

以下の順番で説明していきます。この記事を読むことで、脱毛とニキビの関係のついて理解することが出来ます。


1.何故ニキビができるのか

 脱毛とニキビの関係を知る為に、ニキビができる仕組みを知っておく必要があります。ニキビは過剰な皮脂の分泌・毛穴の詰まり・アクネ菌の繁殖の3つの条件が揃うと発生します。ニキビやテカリの原因としてイメージの悪い「皮脂」ですが、美しく潤いのある肌のためには欠かせない成分でもあります。ここで重要なのは、ニキビの原因となるのは「過剰な皮脂」あるということです。



 ニキビは毛穴から皮脂が排出されずに詰まってしまうことが原因でできます。皮脂が毛穴に詰まっているだけの状態は白ニキビまたは黒ニキビであり、炎症はまだ起きていません。この状態を放置していると、毛穴の中でアクネ菌が増殖して炎症を引き起こしてしまいます。



アクネ菌は毛穴の常に存在している菌であり、普段は肌表面のバランスを正常に保つ働きがあります。しかし過剰に増殖してしまうと、免疫細胞や白血球がアクネ菌から肌を守ろうとして集まる為毛穴が赤く腫れてしまうのです。



このような炎症が起きたニキビは赤ニキビと言い、さらに炎症が強くなると黄ニキビ、紫ニキビになります。黄ニキビは膿を持った状態であり、色素沈着やクレーターなどのニキビ跡が残る可能性が赤ニキビよりも高いです。紫ニキビは毛穴の周囲にまで炎症が及んでしまっている状態であり、毛穴の中では血と膿が溜まってしまっています。



 これらの炎症を引き起こす原因となるアクネ菌は皮脂やほこり、汚れなどをエサにして増殖していきます。そして産毛には肌をほこりや風などの外的刺激から守る役割がある為、アクネ菌のエサとなる汚れが絡まりやすいです。そしてニキビができてしまうのです。



2.ニキビがあっても脱毛できる?

 結論から言うと大体の場合は脱毛することは出来ます。光脱毛やレーザー脱毛は黒い色素に反応するようになっています。その為白ニキビや薄いシミであればそのまま照射することが出来ます。気になる場合は保護シールを貼って、避けながら照射してもらうことも可能です。



 しかし肌の状態によっては脱毛が出来ないこともあります。「ニキビが広範囲にある」「赤黒いニキビがある」「赤く炎症している」このような状態の場合には、脱毛が出来ない可能性があります。この3つに当てはまる状態で脱毛をすると、ニキビが悪化してしまう可能性や、火傷をしてしまう恐れがあるからです。



 どの程度までの状態が施術できるのかはサロンやクリニックによって異なります。その為予約取っていた日にニキビができたから諦めるのではなく、一度通っているサロンやクリニックに確認してみるといいでしょう。



3.脱毛するとニキビはできにくくなる?

 では「脱毛をするとニキビが無くなる」という噂を聞くことがあると思いますが、実際はどうなのでしょうか。実は脱毛自体にニキビをなくす効果があるわけではありません。ニキビは毛穴や毛と密接な関係がある為、以下のような効果でニキビが減ることがあります。




●毛穴が引き締まる

 体毛は毛穴を広げている原因の1つです。毛穴が無くなることはありませんが、脱毛をすると毛が細くなったり、徐々に毛が消えていきます。すると毛穴から毛を生やす必要が無くなる為、毛穴が引き締まって小さくなります。そして汚れや皮脂が毛穴に入り込みにくくなります。



 さらに産毛があると肌がくすんで見えてしまうことがありますが、産毛が無くなると肌が明るく見えるようになります。すると薄化粧でも綺麗に見えるようになり、落としきれなかったメイクで毛穴を詰まらせてしまうということも少なくなるでしょう。



●化粧水や美容液の浸透が良くなる

 体毛が無くなることで化粧水やローションなどが肌に浸透しやすくなり、角質が柔らかくなります。そして肌のキメも整う為毛穴が引き締まります。



 また体毛は化粧水や美容液の浸透を防いでしまいます。例えば子供の肌や蓮の葉は表面に細やかな産毛が揃っており、水を弾きます。



これと同じようなことがムダ毛でも生じてしまうのです。顔脱毛などで表皮の産毛が消えると水を弾く効果が弱まり、化粧水や美容液がダイレクトに浸透してくれます。その為ツルツルでもちもちな肌に生まれ変わることがあります。これによってニキビが発生することが減る、という効果が期待できます。



●肌が活性化し、ターンオーバーサイクルが改善される

 光脱毛やレーザー脱毛は光を照射し、毛穴に刺激を与える為肌が活性化します。肌が活性化すると古い角質が剥がれ落ち、新しい細胞が生まれる肌のターンオーバー機能や、刺激から肌を守るバリア機能も改善します。するとニキビの予防や治療に効果があると考えられます。



●カミソリ負けによるニキビが防げる

 自宅でムダ毛を処理するときによく使うのがカミソリやシェーバーだと思います。どちらも刃を使って毛を処理するので、クリームをつけても肌に負担が掛かってしまいます。しっかりと根元まで剃ろうとすると逆剃りになってしまい、後で肌荒れが起きたり、ニキビができてしまったということもあるのではないでしょうか。また男性の髭は多くの方が毎日剃っていると思います。毎日剃ることで肌にはすごい負担が掛かっています。



 サロンやクリニックでの脱毛はカミソリやシェーバーに比べて、肌への負担が少ないことが特徴です。また脱毛をすることで減毛効果を得たり、毛が生えるペースが遅くなる効果があります。その為ムダ毛を処理する回数が減り、繰り返しカミソリで剃って肌を傷つけるリスクからも解放されます。そして結果として、ニキビが減ることがあります。



 このように脱毛をすると様々な効果を得ることが出来るため、それがニキビの発生と原因と繋がっており、ニキビ発生の改善になっているのです。しかしこれはあくまで改善である為、ニキビが二度と発生しないわけではありません。また効果にも個人差がある為、あまりニキビが減ったと効果を得られない場合もあるでしょう。ニキビができる可能性を少し低くなったと考えてもらうのが良いと思います。



4.ニキビ跡は治るの?

 ニキビができる可能性が低くなった後に気になるのは、ニキビ跡に対する脱毛の効果だと思います。ニキビ同様、脱毛自体にニキビ跡を治す効果はありません。一言でニキビ跡と言っても赤みを帯びていたり、デコボコしていたりと色んな種類があります。大きく分けると4つに分類できます。



●赤色調皮疹

 皮疹とは皮膚に出現する発疹の事であり、ニキビの炎症によるダメージが赤みとして肌に残っている物を赤色調皮疹と言います。



●色素沈着(黒ずみ)

 ニキビの炎症により肌がダメージを受け、表皮にメラニン色素を沢山作り出してしまっている状態です。



●陥凹性の瘢痕(かんおうせいのはんこん)

 陥凹とはへこんだ状態や窪んだ状態のことです。瘢痕とはできものや傷が治った後に皮膚面に残る後のことを言います。つまり陥凹性の瘢痕とはニキビが強い炎症を起こし肌の深くまでダメージを受け、皮膚や毛穴の細胞が破壊され、その痕が月のクレーターのようなデコボコになってしまった状態を指します。



●肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)

 ニキビの強い炎症により破壊された皮膚がその修復の為コラーゲンを過剰分泌して盛り上がり、いわゆるミミズ腫れのような傷痕が残っている状態です。この肥厚性瘢痕がひどくなってしまうと、赤みや盛り上がりのある「ケロイド」になります。



 ニキビ痕にはこの4つのタイプがあります。この中で改善することが出来るのは色素沈着のみです。シミが薄くなるのと同じ理由です。光を照射することで肌のターンオーバーサイクルが改善され、古い角質が剥がれ落ち、新しい細胞が生まれるのです。



 脱毛ではニキビ跡は治りません。陥凹性や肥厚性の瘢痕になってしまうと、脱毛と一緒に治ることはありません。皮膚科の専門医を受診し、治療を受けることで改善は可能です。



5.ニキビがある場合の注意点

 ニキビがある際に一番気を付けなけれがならないのは自己処理です。ニキビがある状態なのに自分でムダ毛処理をしてしまうことは一番危険です。ニキビやニキビ跡がある時に、誤った方法でムダ毛を自己処理してはいけません。毛抜きで抜いたりカミソリで剃ったりといった自己処理方法は肌へのダメージが大きく、肌トラブルを引き起こす可能性があるからです。



 ニキビやニキビ跡がなくても自己処理による肌へのダメージが大きいことに変わりはありません。その為自己処理は気を付けて行う必要があります。自己処理では毛抜きが最も肌トラブルを起こしやすく、次に手動カミソリ、電気シェーバーの順で肌トラブルが起きる可能性が高いです。毛抜きは使わないようにし、カミソリで剃るときもシェービングクリームなどを塗って肌を保護した上で、毛の流れに沿って剃っていきましょう。



毛の流れに逆らって剃ると処理しやすいこともありますが、毛の流れに逆らって処理するよりも肌を傷つけやすいです。また同じ個所を何度も剃ることで肌を傷つけるため、1回で済ませるようにしましょう。処理が終わったら保湿ケアをしっかり行いましょう。



 脱毛施術後にニキビができることがあります。ただしニキビだと思っていたら毛嚢炎だったというケースもある為、注意が必要です。毛嚢炎は小さな赤いブツブツが現れる皮膚炎であり、毛包に黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌などの細菌が感染することで発症します。



これらの細菌は常に存在している菌であり、通常は皮膚のバリア機能によって毛包への侵入が塞がれています。しかし肌のバリア機能が低下すると細菌が毛包に入り込みやすくなり、毛嚢炎になってしまうのです。



光脱毛やレーザー脱毛ではレーザーの熱などによるダメージが肌のバリア機能を低下させてしまい、毛嚢炎の原因になります。毛嚢炎になってしまった時は肌を清潔に保つことが大切です。また清潔な状態を心がけるあまりごしごしと洗いすぎてしまうと肌の乾燥やダメージの原因となり、逆効果になってしまいます。



優しく洗うようにし、洗った後は保湿をしてあげましょう。正しい肌ケアを行っていれば、軽度の毛嚢炎は自然に治ることが多いです。痛みや痒みもほとんど感じませんので、必要以上に心配する必要はありません。しかし重度になるとブツブツの部分が硬くなり、痛みや発熱を伴うようになります。このような場合は出来るだけ早く皮膚科を受診するようにしましょう。



6.まとめ

 ニキビがあっても大抵の場合は脱毛することが出来ます。しかしニキビの度合いによっては断られる可能性もあります。ニキビができ、心配な場合は通っているサロンやクリニックに確認しましょう。



 脱毛することでニキビが改善されることがあります。しかしニキビ跡は色素沈着の場合は改善できますが、デコボコしたニキビ跡には効果は期待できません。ニキビ跡が気になる場合は皮膚科を受診しましょう。



 ニキビやニキビ跡が気になるからと脱毛をすることを諦めないでください。反対に脱毛することでニキビが改善されることもあります。気になる場合はカウンセリングなどで確認してみましょう。



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