これから初めて脱毛に通う人は知らないことだらけで不安が多いでしょう。脱毛方法が数種類あるけどどれがいいのか、料金はどれくらいかかるのか、どれくらいで脱毛完了できるのかなど疑問も多くあるでしょう。今回は脱毛が初めてという方に向けて、脱毛の基礎について紹介していきます。これから脱毛をしようと考えている方はぜひ参考にしてください。
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~目次~
1.脱毛とは
2.脱毛の仕組み
3.脱毛方法
4.脱毛にかかる期間
5.気をつけるべきポイント
6.まとめ
この順番で説明させて頂きます。ここで得た知識を通う前に受けるカウンセリングで生かしていただけたらと思います。
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1.脱毛とは
そもそも脱毛とは何なのでしょうか。脱毛とは体毛を意図的に除去する事です。美容、あるいは身だしなみの観点から行われることが多いです。方法としてワックス脱毛、光脱毛、レーザー脱毛、ニードル脱毛の種類があります。かつては女性による脱毛が主流で、女性専用の脱毛サロンもあります。しかし近年は男性が行うことも少なくありません。女性は全身をすることが主ですが、男性は髭脱毛から全身脱毛まで幅広く行われています。自分の目的に合わせた部位を脱毛をすることが多いですが、いっそのことと全身をする人が少なくありません。
また脱毛に関してよく言われている言葉は「永久脱毛」です。しかしこの言葉の意味が脱毛に通う側とサロン側で異なっています。多くの人は永久脱毛と聞くと二度と毛が生えてこない状態だと思います。しかしサロン側が使う永久脱毛は脱毛終了後1カ月を過ぎた時にムダ毛の再生率が20%以下の状態の事です。この時点で差が生まれてくるので説明と違ったと通いながら思う方も多いです。特に医療脱毛は永久脱毛だと言われますが、医療脱毛だとしても一生毛が生えてこないとは断言できません。
その為脱毛は毛を再生させづらくさせ、毛の量を減らす効果を与えます。そして生えてくる速度を遅くさせ、ほとんど生えてこない状態にさせます。
2.脱毛の仕組み
ではどのように脱毛効果が生まれるのか簡単に説明していきます。まず毛は毛乳頭というものがあります。その毛乳頭が毛細血管から栄養をもらい、毛が成長するのです。脱毛ではその毛乳頭にダメージを与えたり、破壊することで減毛効果を得たり、毛が生えなくなったりするのです。
また毛はサイクルがあります。毛が毛根とつながっていて成長する「成長期」、毛が毛根から離れ抜ける準備をする「退行期」、毛が生える準備をする「休止期」の3つがあります。この3つがサイクルとなって、毛が生え変わっているのです。脱毛の効果を得られるのは「成長期」の時です。何故なら毛根と繋がっていない為、破壊することが出来ないのです。脱毛ではこの成長期に入るタイミングに合わせて施術を行うようにしています。その為一回の施術から最低でも3週間は空ける必要があります。
3.脱毛方法
では脱毛方法がどういうものがあるのか、どういう違いがあるのかについて説明していきます。
●ワックス脱毛
ワックス脱毛は脱毛用に開発されたワックスで、毛とワックスが接着する性質を利用します。これを皮膚に塗り、引きはがす事によって毛を毛根から取り除く方法です。家庭用での処理の為に室内で使えるジェル状の物や、シートに塗布された状態で市販されているものもあります。毛を毛根から取り除くことは出来ますが、毛を作る毛乳頭は体内に残っています。その為いずれ毛が生えてきます。あくまで一時的な脱毛方法となっています。
サロンやクリニックでは光やレーザーを目元に当てられない為、眉毛に使うことがあります。
●光脱毛
今一番多くなっている脱毛方法です。光脱毛は特殊な光で毛根にダメージを与えることで、体毛を除去する方法です。特殊な光は毛根に存在するメラニン色素に反応する物です。この光を肌に照射して行います。光脱毛はエステサロンで行われるのが一般的です。特殊な光を当てる為痛みはなく、光の温かさを感じる程度です。脱毛方法の中では期間は掛かりますが、一番お手ごろな値段となっています。
●レーザー脱毛
レーザー脱毛は黒色または茶色に吸収される波長のレーザーを皮膚に照射することで、毛や毛根、周辺組織にダメージを与え脱毛する方法です。一般に医療脱毛と言われるものであり、医療行為の為、医師もしくは看護師出ないと照射はできません。こちらも永久的な効果はありません。光脱毛より痛みがあり、期間もかかります。そして値段も高くなります。
●ニードル脱毛
ニードル脱毛は電気針を使用する医療脱毛の一種です。針脱毛や電気針脱毛とも言われています。皮膚科や美容整形外科のある病院で行われています。医療行為の為、医師もしくは看護師でないと施術はできません。毛穴に特殊な針を刺し、電流と高周波熱で毛乳頭を焼き、組織を破壊して脱毛します。産毛や白い毛、日焼けした肌やメラニン色素が濃い部分の脱毛がニードル脱毛では可能です。効果は一番高いですが、痛みはとてもあります。また期間もかかり、値段も高くなります。
主な脱毛方法はこれらになります。自分の痛みの我慢具合、値段、脱毛効果など自分に合ったものを選ぶ必要があります。
4.脱毛にかかる期間
2の章でも言いましたが、毛の成長期に合わせて施術をする為期間が掛かります。その為通う必要があります。目に見えている毛は20~30%です。その中でも成長期の毛はわずか20%だと言われています。だから一回の施術でアプローチできるのはほんのわずかです。その為全体の毛にアプローチする為に何回も通う必要があります。
期間は回数、脱毛方法によって異なりますが最低でも半年は掛かります。満足いく効果を得られる程度の回数であれば、1年~2年は掛かってしまいます。その為脱毛をしたいと思ったら早めに通い始めることが大切になってきます。
また毛がほとんど見えなくなるまでの回数は光脱毛だと12~18回程度、レーザー脱毛だと10回程度、ニードル脱毛だと8回程度だと言われています。しかし効果の出方、毛量、濃さによって変化してくる為、あくまで目安となっています。通う回数はカウンセリングで実際に見てもらって決めるのが一番です。サロンやクリニックで話し合って確認して決めるようにしましょう。
5.気を付けるべきポイント
脱毛に通うことで痛みはなくても少なからず肌にダメージを与えます。その為肌がデリケートな状態になってしまい、肌トラブルが起きる可能性があります。これを防ぐ為に気をつけることがあります。
●保湿
乾燥していると赤みや痒みの原因になります。また脱毛効果の減少に繋がってしまう場合もあります。その為毎日普段より丁寧に保湿するようにしてください。さらに乾燥していることでいつもより痛みを感じたり、熱く感じることもあります。自分の肌を守る為にも保湿は心がけましょう。
●日焼け対策
サロンによっては基準は変わってきますが、肌が日焼けしてしまうと施術を受けることが出来なくなる可能性があります。特に光脱毛やレーザー脱毛でよく気を付けてと言われる注意です。これらは黒に反応する特別な光を使う為、肌が黒いと肌にダメージを与えてしまう恐れがあります。また気をつける事は肌にもいいので、日焼けには気をつけるようにしましょう。
●代謝を上げない
脱毛の施術を受ける前後では代謝を上げる行為を控えましょう。代謝を上げ、汗を掻きやすくなると施術で敏感になっている肌に細菌が入りやすくなってしまいます。また光脱毛やレーザー脱毛では施術後体内に熱がこもりやすくなる為、代謝が上がると赤みや痒みなど肌トラブルを起こす可能性もあります。だから代謝を上げる行為を避けましょう。飲酒や運動、入浴が気をつける行為です。
●ムダ毛の処理
脱毛に通う時は基本的に毛を剃っていくことが求められます。その方法に気をつけなければなりません。T字カミソリは無駄に力を入れすぎてしまい、角質まで傷つけてしまう恐れがあります。毛抜き・除毛クリームは肌トラブルが増える可能性があります。それだけでなく毛根から抜いてしまうことも問題です。毛根から抜いてしまうことで脱毛の効果を得られず、かつ毛の生え変わるサイクルも変わってしまいます。その為その部分の施術は出来ていません。処理方法には気を付けましょう。
お勧めは電気シェーバーで処理することです。電気シェーバーにすることで無駄な力を入れずに剃れ、肌に対して最小のダメージで済ませることが出来ます。
これらは脱毛の効果にも関わってきます。せっかく通うのであれば、効率よく効果を得たいですよね。その為にもこれらのポイントには気をつけるようにしましょう。
6.まとめ
いかがでしたか。脱毛とはどういうものなのか、どういう仕組みで脱毛しているのかわかりましたでしょうか。また主な脱毛方法は4種類あります。ワックス脱毛は一時的な脱毛で、主に眉に使われています。光脱毛は期間はかかってしまいますが痛みがほとんどなく、値段もお手ごろになっています。レーザー脱毛は期間が掛かってしまい痛みもあります。また値段も高くなってきます。ニードル脱毛は期間は短いですが痛みが強く、値段も高くなってきます。これらを踏まえてどの面を優先するかで、選択していくことが必要になってきます。
そして脱毛に通う際には気をつけるポイントがいくつかあります。気を付け方では脱毛の効果が増減してしまいます。効果を効率よく得る為にも気を付けるポイントは気を付けましょう。
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